看護師と言えば女性の職業というイメージを持つ人はまだまだ多いものです。しかし、近年では高齢化の進展などの理由により、男性看護師は年々増加傾向にあります。
とは言え、女性に比べると1割程度の比率。男性には男性ならではの悩みがあるようです。男性看護師が抱える悩みを3つ見ていきましょう。
1つ目は、男性が少ない職場がゆえに仕事場の人間関係において肩身の狭い思いをするという点です。男女では性別が異なるため、多少は考え方や価値観が異なります。そのため、業務に関するコミュニケーションをする上で苦労する場面に、遭遇する可能性があるでしょう。
また、場合によっては上司や同僚も女性のため、悩みを相談しづらいという問題も起こり得るようです。こういった職場での人間関係から肩身の狭い思いになり、ストレスを抱えてしまうという点が男性看護師の悩みとして挙げられます。
2つ目は、仕事上の問題です。まず、男性は女性よりも体力の面で有利と言えます。そのため、力仕事などを与えられる事が多いでしょう。また、患者が女性の場合は男性看護師に対して抵抗感を抱き、結果的にその患者に対して看護行為を出来ない可能性があります。
男性看護師にしてもらうには羞恥心が生じる看護ケアも存在するものです。そのため、患者とのコミュニケーション、また看護行為において苦労する場面に遭遇するという点も悩みの種として挙げられます。
3つ目は、勤務地の問題です。ICUや精神病棟、介護施設などは男性看護師を歓迎しているものの、現場によっては女性看護師を好むところもあります。そのため、勤務地が限られるという点も悩みとして挙げられるでしょう。